論語エンジェルの【誰でも君子になれる論語の現代語訳】

論語の原文を、何のひねりもなく素直に読んで、現代語に翻訳するよ!

問.誘惑の多い都市部より、のどかな自然の中の方が自分を高められる?

答.外圧が少なければ、誘惑の絶ち方や自分のあり方は学べるだろうね。
  でも人間の事は、やっぱり人間から学ぶしかないんだと思うよ!

☆★☆ピックアップフレーズ☆★☆

えんは、きゅうがゆくがくをこのむがごとくにあらずなり
焉は、丘がゆく學を好むがごとくにあらずなり

私のような好奇心による探求をする者にはならない。という意味。

誰だって環境因子が違えば同じにはならない。しかし因子が少なければ育ちもしない。

5-27(119)

孔子

10軒しかない小さな村にも、皆から子と呼ばれる私と同じように、

心を安定させて正確に認知しようとする者は必ずいる。

 

ただ、どれだけ突き詰めたとしても、小さな村に居ては、

皆に囲まれて皆と交流している私と同じようにはならず、

結果、私ほど好奇心による探求を気兼ねなくする者にはならないだろう。

 

≪状況の推測≫
人里離れて修行しようとする者へ、学びには仲間との交流も必要だと助言中。

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現代だと都心ほど同調圧力が強いから、人が多過ぎるのも問題だけどね。でも10軒は少なすぎるかもね。
ああーー、私も好奇心をかきたてあえる仲間が欲しいよーー! 苦楽を共にして切磋琢磨したいよーー!

白文

子曰

十室之邑 必有忠信如丘者

焉不如丘之好學也

書き下し文

子曰く

十室の之邑(ムラ) 丘(きゅう:人名)のごとくの忠信の者が必ず有ある

焉(エン)は、丘がゆく學を好むがごとくにあらずなり