答.未熟なうちは、状況に流されたり流そうとする事もあるだろう。
でも本当に目標としているのは、自分軸の根本なんだよ!
☆★☆ピックアップフレーズ☆★☆
くんしがつとむはもと
君子が務むは本
君子は社会の役割ではなく、自分の内側からなる根本を表現する。という意味。
手付かずの人間は状況に「流される」。自分らしくいる為に、外圧を防御していこう!
1-2(2)
〔有子〕
そういう事をする動機は、各々の生き方によるんだろう。
反逆精神のある考弟は、確かに少ない。
対して、
目上に反逆はしないけど、こっそりとなら好んで場を乱す、名ばかりの考弟は、
君子として未熟な内は、よくやりがちな事のようだよ。
真の君子は、一過性の雰囲気や偏った損得ではなく、
もっと本質的なものに精を出す。
その根本を表面化し、そして自分なりの自然なスジを生み出す。
そちらで考弟と呼ばれるような者は、
仁を動機に見つけていった根本とは、関係がない行動をしている。
≪状況の推測≫
「君子になる方法は、権力者に取り入る事である」と判断している人へ、助言中。
論ジェルポイント
要点は、内にある仁、仁による根本、その根本のままに行動、そして自然なスジって部分だね。
生き物は環境に適応していくものだけど、同種の人間をあざむいて、次世代はどうするのかな?
白文
有子曰
其爲人也
孝弟 而 好犯上者 鮮矣
不好犯上 而 好作亂者 未之有也
君子務本 本立而道生
孝弟也者 其爲仁之本歟
書き下し文
有子曰く
それがためは人(ヒト)なり
考弟で、そして好んで上を犯す者 鮮(すくな)しや
上を犯すを好まず、そして好んで乱れを作る者 未(ミ)これには有るなり
君子が務(つとむ)は本(もと) 本を立たせ、そして道を生ずる
考弟なる者 それがためは仁(ジン)をしゆく本に[與欠(ヨ+ケツ)](クミ)しない