論語エンジェルの【誰でも君子になれる論語の現代語訳】

論語の原文を、何のひねりもなく素直に読んで、現代語に翻訳するよ!

問.仲間と自分なら、どっちをどれくらい優先すればいい?

答.どっちも大切にできるケースバイケースを探していく事が重要だよ!
  足りないのは気持ちの整理なのか認識なのか行動なのか、探してね!

☆★☆ピックアップフレーズ☆★☆

いろ、そしてさく じんらいふうれつにかならずへんする

色、そして作 迅雷風烈に必ず變する

騙す気兼ねのあるものに対して、大目に見るなんて事はしない。という意味。

怒りが爆発する事こそが正常な事態はあり得る。バランサーになる勇気を持つ事!

10-5(242)

親しい仲間が亡くなると、自分の所でもがりをさせたいと言い出す。

とても仲間思いで仲間に依存しているのかと思いきや、むしろ分別がついている面もあり、

親しい仲間が贈り物をしても、祭の肉でなければ馬車をも受け取らない。

 

寝るという事は、寝るという事であり、
死者のように人生から自分を逸脱させる目的では寝ない。

家に住むという事は、家に住むという事であり、
不必要なインテリアを溜め込んで飾り立てる目的では家に住まない。

 

喪服の人を見ると、普通は気を使って距離をとろうとするものだが、
そのように無関心を装う事無く、適切に親身に接する。

お役人や目の見えない人を見ると、普通は気になって野次馬精神が出るものだが、
そのように異端者扱いをする事なく、表情からして日常通りにする。

 

死者を弔う行事の責任者は、死者の尊厳や遺族の思いなどの板挟みを受けて大変なので、
いくぶんか多くおそなえをする。

ただし、見栄張って綺麗に取り繕う事をよしとするわけではなく、
中身のない誘惑的なものや、目的が別にあるような作為的なものには、
天変地異レベルの大嵐が起きたかのように、態度を変える。

 

車に乗る時は、手っ取り早く斜めから無理やり乗り込むのではなく、
安全に無理なく乗り口の正面から手順通りに乗り込む。

それは見栄えを気にした行為ではないので、傍からは目に見えない車の中でも、
輸送者を監視したり、早口で喋ったり、指を指したりはしない。

 

≪状況の推測≫
日常のちょっとした事でも、やっぱり中庸が大事と書き綴り中。

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前の章はリーダーに対する中庸の話だったけど、この章は身近な人との日常でも中庸が大事っていう話だね!
「やりすぎない」という感覚って、その時代の流行や若気の至りみたいなのがあるせいで、難しいんだよね。

白文

朋友死 無所歸曰於我殯

朋友之饋 雖車馬非祭肉不拜

 

寢不尸

居不容

 

見齊衰者 雖狎必變

見冕者與瞽者 雖褻必以貌

凶服者 式之

式負版者 有盛饌必變

色而作 迅雷風烈必變

 

升車 必正立執綏

車中 不内顧 不疾言 不親指

書き下し文

朋友の死 我の殯において無の所に歸すと曰く

朋友がしゆく饋と雖えども 車馬は祭の肉にあらずで拜にあらず

 

寢は尸にあらず

居は容にあらず

 

見るは齊衰の者 雖えども狎れに必ず變する

見るは冕の者と與むは瞽の者 雖えども褻に必ず貌をもってする

 

凶服の者に式をしゆき式を負う版の者 有るは盛饌に必ず變する

色、そして作 迅雷風烈に必ず變する

 

車に升する 必ず正に立ち綏を執する

車の中 内にあらずを顧する 疾にあらずの言をする 親にあらずの指