答.本に詰まった膨大かつ偏った情報は、自分育ての邪魔になり得るよ!
実体験を経て物事の分別がついた人だけ、本を有効利用できるんだ!
☆★☆ピックアップフレーズ☆★☆
ちからあまりあるはすなわち、ぶんでのがくをもってする
力余りあるは則、文での學をもってする
あえて新天地に踏み込み、それでも仁が行えるくらい力が余っているのなら、
その時に初めて文で学ぶ事をもちいる。という意味。
現実世界で苦しまない方法は、現実世界に精通する事。空想より実体験を選ぼう!
1-6(6)
〔孔子〕
弟子のやり方。
(a)集団に入ったらそこのメンバーと交流して、
集団から出たらまた、初心に戻って別の集団に入る事。
(b)黒子みたいに控えめでいて、相手の自然体を観察する事。
そうすれば、多くの物事を広く正確に認知できて、偏見がなくなるよ。
(c)多種多様な個性を、大切にする事。
そして、誰も仁ができないような鬱屈した環境でも率先して仁を行う事。
そうすれば、自分だけでなく、皆も各々の個性的な仁を表現しやすくなるよ。
(d)もし、これらが達成できて、しかも物足りなさを感じたのなら、
その時に初めて、「読んだ文章からの自発的な実体験」を試みてみる事。
≪状況の推測≫
本での学びを検討している者に、弟子業の助言中。
論ジェルポイント
ゲームで例えるなら、不思議のダンジョンとかで、ダンジョンから出たらレベルは1に戻るけど、
プレイヤースキルは一生モノなのと似ているね。本は、抜け出せないダンジョンだから注意が必要!
白文
子曰
弟子
入則孝 出則弟
謹而信汎
愛衆而親仁行
有餘力則以學文
書き下し文
子曰く
弟子
入りてはすなわち孝 出でてはすなわち弟
謹(キン)をし、そしてひろく信(シン)をする
衆を愛し、そして親なる仁(ジン)を行う
力のあまり有るはすなわち、文での學(ガク)をもってする