答.それは事象を説明しているだけであって、優劣の話ではないよ!
個性が被らないのは誰にとっても当然。他者の声に惑わされないで!
☆★☆ピックアップフレーズ☆★☆
がにざいをとるところはなし
我に材を取る所は無し
自分らしさが役に立たない。という意味。
自分らしさを貫ける事を褒められても、ぬか喜びは禁物。自分が何であるかが大事!
5-7(99)
〔孔子〕
道が見つかっていようがいまいが、道の通りに進むのでなければ、
それはいかだに乗ってぷかぷか浮いて、
大きなものの流れに抗えず、ただただ海の波に従うような状態である。
そんな状態で自分を貫けるものは、由(ゆう:子路(しろ)の事)くらいだろう。
子路(しろ)はそれを聞いて喜んだ
〔孔子〕
自分を貫けるのは良い事だけど、
由のような者の場合は、荒々しいものを好み過ぎる。
その貫ける自分というものが、何かの役に立つわけではないのだよな。
≪状況の推測≫
一部を褒めたら過大に受け取り過剰に喜ぶ者へ、バランスを取って公平に評価中。
論ジェルポイント
一つ前の章は、他者の評価より自分で自分を低く評価する話で、この章は他者の声で自分を高く評価したね。
自分でどう思うかが大事なわけだけど、他者の声を根拠にするのは実は自己決定ではないから、注意だね!
白文
子曰
道不行 乘桴浮于海從
我者其由與
子路聞之喜
子曰
由也 好勇過
我無所取材
書き下し文
子曰く
道行うにあらず いかだに乗りて浮きて海へ從う
我の者 それは由(ユイ:子路(しろ)の事)が與(クミ)する
子路(しろ)聞きゆきて喜ぶ
子曰く
由なるは勇を好み過つ
我に材を取る所は無し