論語エンジェルの【誰でも君子になれる論語の現代語訳】

論語の原文を、何のひねりもなく素直に読んで、現代語に翻訳するよ!

問.一時でも美しくて正しい感情を湧き出せたなら、それも仁って呼べる?

答.気分で変わるものは、仁と呼べないよ!
  中身の善し悪しではなく、心の変わらない事のみが仁なんだ!

☆★☆ピックアップフレーズ☆★☆

じんそのあまりは、すなわちひ
仁そのあまりは、すなわち日

仁ではないものは、その日のうちに変わる。という意味。

どれだけ巧言令色で誘惑されても、変わらずに残っていた物が仁という事!

6-6(125)

孔子

回(かい:人名)のようなそういう心は、三カ月違わない。

仁でないものは、その日のうちに変わっていく。

月をまたぐまでいきついたもの、それのみなのだ。


≪状況の推測≫
仁を聖徳だと勘違いしている者へ、仁は究極の自分らしさであると助言中。

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これ「回さんの素晴らしい心が変わらない」って言ってるんじゃなくて、「回さんらしい心が変わらない」
っていってるんだよね。どんな時も自分らしくいるって結構難しいわけだけど、それが一番大事なんだね!

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問.優秀な人は、どんな環境でも優秀でいられる?

答.海の王者シャチが砂漠で活躍できないように、住む環境によるよ!
  場所にはそこ特有の摂理があるんだ。摂理に合う個性が優秀なのさ!

☆★☆ピックアップフレーズ☆★☆

やまかわがそれのしゃなるもろ
山川がそれの舎なる諸

山や川に癒しを得るのがその人の個性だ。という意味。

大都会こそ唯一の舞台と考える人は多いが、環境に適応してこそ活きる個性もある。

6-5(124)

孔子

仲弓(ちゅうきゅう:人名)は、野趣あふれるマダラ牛の子だ。

彼は、姿赤く角の美しい牛のように優れているといわれているが、

そうといえど、それを欲して都会へ引き抜かないこと。

山や川などの自然こそが、彼を彼らしくする個別性の、心の拠り所なのだ。


≪状況の推測≫
田舎にいる優秀な人材を都会で採用しようとする者へ、相手が好む環境を見て選ぶ大事さを助言中。

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人によっては、田舎出身でも都会生活を求める人もいるはずだと思うけど、仲弓さんは違ったんだろうね。
都会から田舎に行く場合も同じ事がいえるね。住む環境が人間にパワーをくれる。適した環境で生きたいね!

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問.多めに報酬をもらったと感じた時は、辞退した方が良い?

答.足りてるなら辞退していいけど、自分の周りに配ってもいいのよ!
  あげる側が報酬額を決めているのだから、その意思をくむのも大切!

☆★☆ピックアップフレーズ☆★☆

なんじがくむとなりさときょうとうにもってするよ
なんじがくむ隣り、里、郷、黨にもってするよ

手に余った財産は、共同体と共有するのがよい。という意味。

財は高い所からまんべんなく低い所へ!

6-4(123)

原思(げんし:人名)さんが、宰(さい)となった。

それで粟を九百もらえる事となったが、辞退した。

 

孔子

辞退するのは考え直して。

あなたに近しい地域や集落、仲間にわけてあげなよ。

 

≪状況の推測≫
出世した本人が経済的に満足していても、その者を支えてきた者たちへ還元する事を助言中。

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自分が思うよりも多く報酬をもらったら、貧乏な事を同情されているみたいで惨めさを感じる人もいそう。
でも、意地張るなって事だね。それよりも仲間や同郷者を大事にしろと。貰えるものは貰っておこう!

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問.能力と財産のある人が儲けまくって、貧困者を出すのはアリ?

答.現代では、頑張ってる人こそ高報酬が主流だけど、格差を生むよね。
  社会全体の力を底上げするなら、儲かりすぎない仕組みも必要だよ!

☆★☆ピックアップフレーズ☆★☆

くんしはしゅうにきゅうし、とみにつがず
君子は周に急し、富に繼がず

自らを律する者は、足りない所に足らせ、足りてる所に増やさない。という意味。

整理整頓なら金は金持ちに回すものだが、生命維持なら血液は全体に巡らせるもの。

6-3(122)

子華(しか:人名)さんが、齊へ使いに行った。

 

冉子(ぜんし:人名)さんが、孔子さんに、

子華(しか)さんのお母さんの為に食べ物を請求した。

 

孔子

釜(量の単位?)としよう。

 

冉子(ぜんし)さんは、もっとほしいと要求した。

 

孔子

廋(量の単位?)としよう。

 

冉子(さいし)さんは、五秉(量の単位?)の粟とした。

 

孔子

赤(せき:子華の事)が齊へ使いに出るのが一番適していた。

彼は、肥えた馬に乗り、軽い毛皮を着ていたと、私は聞いているからだ。

君子は、社会全体の中で今必要な所に心を及ばせ、既に裕福な者は更に裕福にしない。

 

≪状況の推測≫
裕福な友を身内びいきする者へ、足りているなら足りていない所にまわすべきだと助言中。

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なんか純粋に残された母を大切に思う精神がエモい。報酬は労働内容だけでなく、相手の財産によるのね。
現代では、所得税も株も、儲けた者が更に儲かる仕組みになってるから、社会と君子は真逆のようだね!

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問.二位じゃダメなんですか?

答.序列は順位で決まるとしても、印象は一位しか勝ち残れないんだよ!
  一位が引退した後も、それより強いインパクトがないと勝てないの。

☆★☆ピックアップフレーズ☆★☆

いまなるはすなわちぼう

いまだきかずがくこのむものなり
今なるは則ち亡 未だ聞かず好學者なり

一番当てはまる者が死んだから、もう誰も当てはまらない。という意味。

印象に二位は無い。目を見張るものがなければ、一位と同じ土俵に立つ事はできない。

6-2(121)

〔哀公〕

孔子さんの弟子の中で、

好んで学びをする者はいる?

 

孔子

顔回(がんかい:人名)という者がいて、好んで学ぶ。

怒っても八つ当たりせず、過っても同じ過ちを二度しない。

なんと、不幸にも早死にしました。

 

今はもう亡くなったので、好んで学びをする者は他に耳に入りませぬ。

 

≪状況の推測≫
「学びを好む者がいるか」を質問した者へ、「いたけど死んだから、もう一人もいない」と回答中。

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孔子さんは相当顔回さんがお気に入りだったみたいだし、実際に顔回さんは素晴らしい人みたいだけど、
そこまでとはいわずとも、他にも好んで学ぶ人、いるでしょ!? でも、人間ってこう盲目なものだよね!

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問.偉い人が言った言葉は、矛盾する事なく正しい?

答.どんなに詳しい人でも、万人に正確に伝える技術は持ってないよ!
  話し手のトーク技術に関わらず、聞き手が気をつけるしかないよ!

☆★☆ピックアップフレーズ☆★☆

ようのゆくげんはぜん
雍のゆく言は然

雍は人名。他者の返事の為に作り上げた言葉が自然であった、という意味。

鵜呑みにするでなく、疑念を持つだけでなく、噛み砕いて理解し、紡ぎ直す事が大切。

6-1(120)

孔子

雍(よう:人名)の様な人は、君主に使える事ができるだろう。

 

仲弓(ちゅうきゅう:雍の事)が、

子桑伯子(しそうはくし:人名)がどのような人かきいた。

 

孔子

「約束事の羅列」が実在したかのような人だ。

 

〔仲弓〕

民を遠くから見守りつつ、

住まいでは敬って尊重し、お勤めの行動は「約束事の羅列」を遂行するなら、

必ず実在しますよね。

 

住まいでもお勤めの行動でも「約束事の羅列」を遂行するなら、

そういったものは存在しないか、もしくは「約束事の羅列」の化身ですよね。

 

孔子

雍(よう:仲弓の事)の言う通りだ。


≪状況の推測≫
誇大表現をしたら、「これでしたら現実的なんだけど」と、言い返され中。

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簡潔に伝えたいのが人情だけど、短すぎると齟齬しそうで怖いよね。聞き手も、常に疑うのは疲れちゃう。
この章は、聞き手は言葉をそのまま受け取るのではなく、納得できるか想像してみるといいねって話だね!

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