答.「国を守りたい」と志すから、兵士は大将が代わっても受け入れる。
自分の志は自分だけのもの。生物の事は生物として扱ってあげてね!
☆★☆ピックアップフレーズ☆★☆
ひっぷ、こころざしをうばうがふかなり
匹夫、志を奪うが不可なり
どうしようもない凡人であっても、その個人の意志に誰も干渉できない。という意味。
自滅は自分の意志で望んでやっている行為。生物のサガを止める事はできない。
9-25(232)
〔孔子〕
大軍から大将を、いなくさせる事は実現する。
リーダーがどれだけ優秀だったとしても、
一万人以上の兵は、他の大将にもついていけるのだ。
対して、
素朴で同じようにしか見えない群れる一般人から、
各々の志を無くさせる事は実現しない。
特別な才能を持たない凡人だったとしても、
自分の身体の細胞は、自分の志以外についていく事ができないのだ。
≪状況の推測≫
国防で軍隊が一致団結するかのように、自滅者には足並み揃えてもらおうという者へ、無理と助言中。
論ジェルポイント
社会が軍隊だったとしたら、教育者や国の偉い人の命令を聞く兵士になるのが国民って事になるんだろうね。
個人が国という生物の細胞なら志なんていらないんだけど、単独の生物としてはどうなんだろうって話だね。
白文
子曰
三軍可奪帥也
匹夫不可奪志也
書き下し文
子曰く
三軍、帥を奪うが可なり
匹夫、志を奪うが不可なり