論語エンジェルの【誰でも君子になれる論語の現代語訳】

論語の原文を、何のひねりもなく素直に読んで、現代語に翻訳するよ!

問.頑張って自滅しないようにしても、頑張ったほどには目立たない。自分と同じように自滅を避けてる人も見つけられないし、こんな事やって本当に意味あるの?

答.臨機応変さが必要になると、自滅者は適応できずにボロが出るよ!
  それと同時に、自分軸のある人の共通点もわかる。波乱待ちだね!

☆★☆ピックアップフレーズ☆★☆

とし、さむくしかるのちのち
歲、寒く然る後の知

実際にヤバい状況になってみて、初めて分かる事がある。という意味。

悲惨な状況になった事がない状態で、大丈夫と言い切る事はできない。準備が大事。

9-27(234)

孔子

春夏秋冬のサイクルの中で、寒さの際立つ冬が巡って来た後に、やっと知る。

他の木々は葉を落として、枯れたようになっているのに、
マツやヒノキなどの常緑針葉樹は、元気そうに葉をつけたままにしている。

そうなった後に、幹の樹皮が彫られたかのようにゴツゴツしている事が、
冬でも葉を落とさない植物の、共通点であった事に気付くのだろう。

 

≪状況の推測≫
自滅者でも君子でも、平和なら大して差がないだろうという者へ、波乱の時代に入ったらわかると助言中。

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落ち葉は来年度の栄養になるから決して無駄ではないんだけど、常緑樹には堂々たる格好良さがあるよね!
人間も一度波乱を経験したら、波乱に動じないタイプの人間の共通点を見据える目が養えるんだろうね。

白文

子曰

歲寒然後知

松柏之後彫也

書き下し文

子曰く

歲、寒く然る後の知

松柏がしゆく後の彫なり