論語エンジェルの【誰でも君子になれる論語の現代語訳】

論語の原文を、何のひねりもなく素直に読んで、現代語に翻訳するよ!

問.凄いものを身につければ、凄い人になれる?

答.使うべき所に使うべきものを置くのが、凄さや賢さの原点だよ!
  物の価値にあやかるのは恥が増えるだけだから、やめた方が良いよ!

☆★☆ピックアップフレーズ☆★☆

なんのごとくがそのちなり
何の如くがその知なり

凄いものを凄いとしているのに、活用せずに保持する様が奇妙である。という意味。

その価値を知っていながら、自分に価値を付加する為に利用するのは、横暴だよ!

5-17(109)

孔子

臧文仲(ぞうぶんちゅう)は、

自分の住んでいる部屋に、

占い用の亀の甲羅を置いている。

そして、柱には天子の廟の模様が刻んである。

 

それらの凄さを知っている事は認めるが、

飾るためにある知識とは、一体何なのだろうか。

 

≪状況の推測≫
使えもしないものをコレクションする身の程知らずなミーハーに対し、深読み中。

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適材適所の徹底こそ知恵ってもんだけど、レプリカ保持してコレクションする事で自尊心がアガるんだよね。
でも凄いものを身につけても凄くなれる気がするだけで凄くなれるわけではないのよね。騙されないように!

白文

子曰

臧文仲

居蔡山節藻梲

何如其知也

書き下し文

子曰く

臧文仲(ぞうぶんちゅう:人名)

居に蔡(サイ) 山の節(セツ)藻の梲(エツ)

何の如くがその知なり