論語エンジェルの【誰でも君子になれる論語の現代語訳】

論語の原文を、何のひねりもなく素直に読んで、現代語に翻訳するよ!

問.どんな人なら、自分語りして公言してもいいの?

答.自主的に、常に、向上して進んでいく人なら問題ないよ!
  でも公言の結果に周りの人を歪めないかは、配慮してあげてね!

☆★☆ピックアップフレーズ☆★☆

われみるはそのしんなり
吾れ見るはその進なり

よく向上する人だったという印象が強く残っている。という意味。

そういう者なら、自分語りしても怠惰にならないので、自分語りをしても大丈夫。

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孔子

顏淵(がんえん:人名)、回(かい)はどういう人間だったかというと、
ただ一言、惜しいよ。

進む姿しか見なかったといえるだろう。

未だに死んで動かなくなり、進む事を止めた姿が目に浮かぶよ。

 

≪状況の推測≫
回さんがどんな人か聞いた者へ、過去を振り返り中。

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前章で「回なら大丈夫」といったものだから、この章で回さんの性質を語り、公言OKな者を紹介したのね。
つまり向上心が絶えないのであれば、省みる事もできるので、自分で自分の言葉に騙されずにすむわけだね!

白文

子謂顏淵曰

惜乎

吾見其進也

未見其止也

書き下し文

子、顏淵(がんえん:人名)を謂いて曰く

惜よ

吾れ見るはその進なり

未だ見るはその止なり