論語エンジェルの【誰でも君子になれる論語の現代語訳】

論語の原文を、何のひねりもなく素直に読んで、現代語に翻訳するよ!

問.少しでも理性が感性を潰さないように、理性が気をつけるべき事ってある?

答.「感性は潰そう。それで上手くいくよ!」という誘いを断る事だよ!
  「感性の代わりはいくらでもある」も、ただのだったらいいな話だよ!

☆★☆ピックアップフレーズ☆★☆

ぜのふるめくあくのふにねいするもの
是のふるめく惡の夫に佞する者

目の前の現実よりモットもそうな事を言う人に、こびてついていく人。という意味。

自分で体験できる地味で代わり映えのない現実を愛せない人の、多数がこれに陥る。

11-19(262)

子路(しろ:人名)さんが子羔爲(しこう:人名)さんを、
費(ひ)という国の公務を司る役に任命した。

 

孔子

彼の向上心をそこなう事になるぞ。

 

子路

ただの一般人には限界がある。

土地や食料にも限界がある。

その壁を超える方法が何かというと、間違いなく読書である。

つまり、書物から学べば限界を超えられるのだ。

 

要するに、大変な役に就くと向上心はなくなるかもしれないが、
向上心の代わりになる読書があれば、学び続ける事はできると主張したい。

 

孔子

それはあなたの思想から出た言葉ではない。

あなたは、あるべき姿を忘れてオノレの心に背いた誰かに憧れて、
口先だけでその場を取り繕ってこびへつらっている者だ。

 

≪状況の推測≫
リスクはあるけどかえがきくから大丈夫という者へ、全く同じになるわけがないと助言中。

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子羔さんは孔子さんに愚と言われてた人らしいから、雑務をこなすのは大得意かもね。ある意味適材適所だ。
けど得意で開花したって別に人間性は向上しないし、専門家が書いた本を読んでも同じく向上しないのよね!

白文

子路使子羔爲費宰

 

子曰

賊夫人之子

 

子路

有民人焉

社稷

何必讀書

然後爲學

 

子曰

是故惡夫佞者

書き下し文

子路(しろ:人名)が子羔爲(しこう:人名)を費の宰に使う

 

子曰く

賊は夫の人のしゆく子

 

子路(しろ:人名)曰く

有るは民人の焉

有るは社稷の焉

何は必ず讀書

然るに後を爲すは學

 

子曰く

是のふるめく惡の夫に佞する者