論語エンジェルの【誰でも君子になれる論語の現代語訳】

論語の原文を、何のひねりもなく素直に読んで、現代語に翻訳するよ!

問.所属集団をチェンジしたら、後ろ指をさされるようになっちゃった! 悪い事はしていないと思うから反省改善もできない、この気まずさはどうしたらいい?

答.きっとネタにされちゃったんだね! 誰かはその生贄になる運命だよ!
  ただのノイズはただの空気。サシでの対話は普通にできるから大丈夫!

☆★☆ピックアップフレーズ☆★☆

みぞにおいてのじのけい
溝においての自の經

表舞台ではなくゴミ箱の中の他者が棄てた物を自分の思考の主軸とする。という意味。

実体験でもなく、他者を鵜呑みにするでもなく、他者のゴミを基準とするのは、愚か。

14-18(332)

〔子貢(しこう:人名)〕

管仲(かんちゅう:人名)は仁者ではない。

主人だった公子糾(こうしきゅう:人名)とともに死ぬ事ができず、
主人を乗り換えて、主人を殺めた桓公(かんこう:人名)の仲間となった。

 

孔子

管仲がいたから桓公は、諸侯国に名を知らしめ統一する事ができた。

国民はそれを起因にして今があり、少なからず管仲の恩恵を受けている。

理性を使ってそう結論付けたのなら、その推察はあべこべだ。

 

彼が死なないでくれたおかげで民は得をした。

それなのに、彼が死ななかった事をダメ出ししている。

これは彼に事実的に仁があったかどうかの話ではない。

恩があるなら悪口を言うなという話でもない。

彼の行いに対して、そう結論付ける国民の精神はいかがなものかという話だ。

 

美味しそうなネタを見つけて、流されるかのようにツッコミを入れるのは、
群れなければやっていられないほどに自立していない男や女がする事であり、
そのような者が、ツッコミ所を強調して、ことわざや慣用句を作っているだけだろう。

 

群れる者達は、ここぞという所にツッコミを入れるものであり、それは仕様だ。

誰だって身内での宴会の席では羽目を外す事もあるが、それと同じようなものだろう。

一部の人たちによる話題が自然の摂理に反している事もあるのも、仕様なんだ。

 

そのような、一時のガス抜きの為の、棄てる為だけにあるような人工的な言葉を、
自分の思考のコアとなる大事な概念としてしまうのは、
棄てるべくある汚れをあえて集め、大切なものを見えなくしていく、
恐ろしい知的概念といえるだろう。

 

≪状況の推測≫
その者の功績よりその者の一つの不可解な点を指摘する者へ、ちゃんと自分で全体視した?と助言中。

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こんな問題になるなら軽口いわなきゃよくね?って思うけど、軽口は仲間との潤滑剤になるし好む人もいる。
根絶が不可能だから対策するっていう方針で、見極めて受け流せって事ね。私は軽口の動機が気になるけど。

白文

子貢曰

管仲非仁者

桓公 殺公子糾 不能死 又相之

 

子曰

管仲桓公

霸諸侯 一匡天下

民到于今 受其賜微管仲

吾其被髮左衽矣

豈若匹夫匹婦之爲諒也

自經於溝

瀆而莫之知也

書き下し文

子貢(しこう:人名)曰く

管仲(かんちゅう:人名)仁者にあらず

與むは桓公(かんこう:人名)

殺した公子糾(こうしきゅう:人名)に能うにらずは死

又、相をしゆく

 

子曰く

管仲が相する桓公

霸するは諸侯 一に匡する天下

民が到するは于した今 受けるはその賜の微の管仲

吾それ被髮左衽や

豈の若は匹夫匹婦がしゆく爲すは諒なり

溝においての自の經

瀆、そして莫をしゆく知なり