答.「仁」は内なる動機の事だから、行動した結果で判断できないよ!
しいていえば「パターンを決めず、状況に応じる」が「仁」だよ!
☆★☆ピックアップフレーズ☆★☆
いまだち えんにえるがじん
未だ知 焉に得るが仁
初めに常識があり、それを超えて行き着いた先で仁が得られる。という意味。
「普通はこうする」「そう既に決まっている」などは知であり、仁ではない。
5-18(110)
〔子張〕
子文さんは、三度国のトップで政を行ったけど、
いつも、就く時も喜ばなかったし、三回以上なれなくても不満がなかった。
それに、次の人への引継ぎもしっかりやっている。
どんな人といえる?
〔孔子〕
ずばり、心が状況に流されない人だね。
〔子張〕
ずばり、仁だよね?
〔孔子〕
まだマニュアルに従っている。
何かをやり続けて、やっと得られるものが仁だ。
〔??〕
大夫の身分の崔子(さいし:人名)さんが、齊(サイ)の君を殺した時、
陳文子(ちんぶんし:人名)さんは、
40匹もの馬を持っていたのに、国を出て行ったんだって。
でも、他の国にも、君を殺すような不届き者がいたから、またほかの国へ行き、
その国でも、君を殺すような不届き者がいたから、またほかの国へ行ったって。
どんな人といえる?
〔孔子〕
ずばり、不純な物を切り落としていきたい人だね。
〔子張〕
ずばり、仁だよね?
〔孔子〕
まだマニュアルに従っている。
何かをやり続けて、やっと得られるものが仁だ。
≪状況の推測≫
結果が仁であるかどうかを判断する基準になると考えている者へ、中身の問題だと助言中。
論ジェルポイント
これの途中、誰が喋ったんだろうね? 不明だけど、話の流れから察して、既存通り子張さんとしておこう。
凄い詳しいたとえ話を出してくるけど、要点は「何をしたか」ではなく、「どうしてしたか」なんだよね!