論語エンジェルの【誰でも君子になれる論語の現代語訳】

論語の原文を、何のひねりもなく素直に読んで、現代語に翻訳するよ!

問.いきなり他者と衝突するかもしれない事をしないといけないの!? そんなの嫌だな、傷つきたくないし気付つけない方法はないの?

答.傷つかず傷つけずに自分を披露したり成長させたりする方法はないよ!
  宝石を輝かせる研磨も、いってみれば暴力さ。磨き終れば平和だよ!

☆★☆ピックアップフレーズ☆★☆

わずらうはそれあたうにあらずなり
患うはそれ能うにあらずなり

心に突き刺さり思い悩むなら、自分らしさを自分事としてとらえている。という意味。

悩まないで自分を確立できる人はいない。心の傷は、誰もが必ず通る登竜門。

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孔子

思い悩まない人は、自分らしくない外部の情報にのっとっている。

概念化された知識の通りに行動しているなら、邪魔扱いされる事はないはずだし、
仮に自分の行動が問題になったとしても、採用した知識が悪かっただけであり、
今後の知識選びで苦労する事はあっても、自分の自分らしさで悩むには至らない。

 

思い悩む人は、そういった事をしないだろう。


≪状況の推測≫
バリバリ患って思い悩んでいる者へ、その状態にも良さがあると助言中。

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現代だと「己にあらずの知こそが己」って感覚の人がいて、それの指摘だけでショックに陥る事もあるよね。
患えど知の人もいると思う。とりま、本当の自分を披露する事は必ず誰でも心がさかむけて悩むものだよね!

白文

子曰

不患人之不己知

患其不能

書き下し文

子曰く

患いあらずの人がしゆくは、己にあらずの知

患うはそれ能うにあらずなり