論語エンジェルの【誰でも君子になれる論語の現代語訳】

論語の原文を、何のひねりもなく素直に読んで、現代語に翻訳するよ!

問.自分はまだ君子になりきれていないから、正しい道理とかわからないよ…。とりあえず、他者と衝突しない目標を作っておけばいいのかな?

答.道理は実践で見つけるもの。始めから完璧にこなさなくていいんだよ!
  感性が道理をかぎ分けるから、感性を磨くゆとりを大事にしてね!

☆★☆ピックアップフレーズ☆★☆

ふのがはすなわちひまにあらず
夫の我はすなわち暇にあらず

状況の選別作業に忙しくて、しみじみ深く掘り下げる余裕がない。という意味。

他者に合わせすぎると自分らしさを見失う。自分を主張し、それを守る強さも大事。

14-31(345)

 

子貢(しこう:人名)は、他者に合わせられる人らしさを持っている。

 

孔子

賜(し:子貢の事)のような人は、賢いよって、本当かな?

彼の感性は、キッチリ何をするかが決まっていて、ゆとりがない。


≪状況の推測≫
他者と衝突しない者を賢いという者へ、融通がきくからと言って柔軟だとは限らないと助言中。

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「あ、この人A派だからAっぽい事しよう」「あ、この人にはBをしておこう」って普通に考えたら賢いよね。
でもあれね、斬新な事まで枠にはめてしまうきらいがあるし、新しい概念を吸収する余裕がないのが難点ね!

白文

子貢方人

 

子曰

賜也賢乎哉

夫我則不暇

書き下し文

子貢は方する人

 

子曰く

賜なるは賢よかな

夫の我はすなわち暇にあらず