論語エンジェルの【誰でも君子になれる論語の現代語訳】

論語の原文を、何のひねりもなく素直に読んで、現代語に翻訳するよ!

問.どうすれば成り行き任せではなく、自分自身がスッキリ納得して行動できるの? byある人

 答.「何となく、多分こうだろう」という知ったかぶりをやめる事だよ!
  知ったかぶり癖がつくと、好奇心がなくなってしまい、万事休すよ!

☆★☆ピックアップフレーズ☆★☆

ふちなるち
不知なる知

「外部の情報に溺れない」というような外部の情報を、記憶しておく事。という意味。

可能であれば不知が理想。でも知を手放せないのであれば、せめて不知なる知を!

3-11(51)

ある人が、禘(テイ)の祭りを遂行する時の、スッキリ納得できる考え方を問う。

 

孔子

情報だけには溺れないという情報を、ただ一つ覚えておく事だよ。

そのスッキリは、大規模共同体下の各々個人が、各々で納得所を見つけていくんだ。

情報に溺れないという状況は、多種多様で様々な端切れ者達が示しているだろうよ。

手のひらの形のように、二つと同じものは無い。


≪状況の推測≫
祭りに嘆いた孔子さんに、「どうするのがあなたの望みなんだ?」ときいてくる者へ、助言中。

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あれこれ、前の章の続きじゃない? 別けても話通じるし、別けた方がポイント絞れるからいいけどさ。
孔子さんが唯一認めている知は、ソクラテスの「無知の知」と似たような所だったみたいだね!

白文

或問禘之説

 

子曰

不知也知

其説 者之於天下 也

其如 示諸斯乎

指其掌

書き下し文

或る人、禘(テイ)をしゆく説(セツ)を問う

 

子曰く

不知なる知

その説(セツ)、天下における、者がしゆくなり

そのごとくは、諸(モロ)の斯(カ)きが示すよ

指すその掌(テノヒラ)