答.学術的知識の伝達ならともかく、君子になる事に先生はいらないよ!
全国共通の法令以外は、その地の文化で最適化する必要があるんだ。
☆★☆ピックアップフレーズ☆★☆
てんのしょう、ふしのためはもくたくをもってする
天の將、夫子のためは木鐸をもってする
組織の全体通知をもとに向上する事で、組織のリーダーになる。という意味。
つまり日本国憲法から思索すれば、日本国のリーダーになれるという事。よそ見禁物!
3-24(64)
〔儀の国に派遣された役人〕
どうか一目見る事を願う!
こんな人里離れた地に、君子がわざわざきてくれたという。
私はまだ味わっていない。一見すればご利益あるだろうに、それを得ていない!
〔孔子の從者〕
どうも、君子と呼ばれる孔子さんの従者です。私が出て来ました。
一番手ではなく、誰かの後を追おうとする者たちよ。
田舎には何もないとはよくいうけど、それの何が悩みの種だというのだよ。
都会だろうが過疎地だろうが、この空の下どこに居ようと、
君子への道が一筋縄ではいかない事は、まぎれもない世の常だ。
世を導くリーダーの座は、場所や育ちによる事はなく、先生に教わる事でもなく、
国内にあまねく法令をもとにして向上しようとする成熟した男性が手に入れるものだ。
≪状況の推測≫
都市部を知らずして憧れる者へ、都市だから進んでいる事は決してないとして、自律自尊を助言中。
論ジェルポイント
「郷にいては郷に従え」っていうし、その土地その文化ならではの成熟傾向を、外部の色で染めるのは恥ね。
最低限の統率指示さえあれば、孤立せずに海辺は海辺、山辺は山辺の完成に至れるなら、それが一番だよね!
白文
儀封人請見曰
君子之至於斯也
吾未嘗不得見也
從者見之出曰
二三子
何患於喪乎
天下之無道也久矣
天將以夫子爲木鐸
書き下し文
儀の封人、見を請して曰く
斯(か)きにおいて君子ゆきて至るなり
吾、未嘗(ミショウ)、見を得るにあらずなり
從者、見ゆき、出でて曰く
二、三の子
喪において何を患らうよ
天下ゆくに道無きなるは久しきや
天の將、夫子のためは木鐸(ボクタク)をもってする