論語エンジェルの【誰でも君子になれる論語の現代語訳】

論語の原文を、何のひねりもなく素直に読んで、現代語に翻訳するよ!

問.言葉では理性より重要な感性が育たないのなら、言葉は雑でもいいのかな?

答.言葉は理性を育てるのに重要だし、他者との交流時の看板になるよ!
  感性は育ちにくいからフルサポートが必要なだけで、理性も大事さ!

☆★☆ピックアップフレーズ☆★☆

みっつふくするははくけい
三つ復するは白圭

言葉は取り返しがきかないという詩を、何度でも暗唱する事ができる。という意味。

言葉は感性にとってノイズでも、ずっとそこにあり続けて思考の大切な礎となりゆく。

11-5(248)

南容(なんよう:人名)さんは、白圭の詩を三回復唱する事ができた。

この詩は、「一度発した言葉は取り返しがきかない」といった内容である。

それを踏まえて孔子さんが提案するに、南容の兄の子の妻になるのがよいとの事。


≪状況の推測≫
感性の成長に言葉が必要ないなら言葉は無価値だと感じる者へ、言葉には言葉の良さがあると助言中。

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毎度、南容さんの話は「曰く」じゃないわけで、どこまで本当でどこまで創作なのかもう気が気じゃないよ!
最後の文は既存訳と違くて特に不安だけど、ここは「家族になれるほど信頼ある人物」って事でいいかなぁ。

白文

南容 三復白圭

孔子 以其兄之子妻之

書き下し文

南容(なんよう:人名) 三つ復するは白圭

孔子がもってするはその兄の子の妻をしゆく