論語エンジェルの【誰でも君子になれる論語の現代語訳】

論語の原文を、何のひねりもなく素直に読んで、現代語に翻訳するよ!

問.言葉に埋もれて仁ができないけど君子ではある人って、仁のできる君子とどう見分けるの?

答.仁ができるって事は、心を尊重できて心が安定しているって事だよね。
  過労にしたりくどくど説教したりする人は、仁のできない君子だよ!

☆★☆ピックアップフレーズ☆★☆

あたうはかいになかれよ
能うは誨になかれよ

心が安定しているなら、くどくどいいはしない事ができる。という意味。

不安だから言葉を欲し、言葉を発する。不安は悪ではないが、誨は空間を汚す。

14-8(322)

孔子

本当に愛して大切にしているなら、
過剰に力を出し過ぎて疲れるまではしないよ。

 

本当に心が最大限に安定しているなら、
わざわざ言葉がどんどんその都度出てきやしないよ。


≪状況の推測≫
疲れるまで身体を酷使して御託を並べる者へ、愛と心の安定が足りないよと助言中。

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これは、他者をなのか自分をなのかで少しニュアンスが変わるね。どちらの場合でも自己犠牲的ではあるね。
疲れないと頑張ってない、頑張ってないなら怠けているって常識が現代にはあるけど、自分を愛したいよね。

白文

子曰

愛之

能勿勞乎

忠焉

能勿誨乎

書き下し文

子曰く

愛をしゆく

能うは勞になかれよ

忠の焉

能うは誨になかれよ