論語エンジェルの【誰でも君子になれる論語の現代語訳】

論語の原文を、何のひねりもなく素直に読んで、現代語に翻訳するよ!

問.所属集団が排他的で嫌な文化になっちゃってもう限界。諫めたいけどきかないし逃げたいけど卑怯だといわれるし、どうしたらいいの?

答.なんか嫌だと思ったら相手をよく知らずとも、距離とって良いんだよ!
  自分の元気をなくしちゃ元も子もない。元気じゃないと打つ手なしよ!

☆★☆ピックアップフレーズ☆★☆

ごはしんにあらずなり
吾は信にあらずなり

相手から離れるけど、相手の事は嫌ってないし理解してもないと思う。という意味。

相手を理解する為にも自分を活かす為にも、帰属をやめた方がよい事態は存在する。

14-15(329)

孔子

臧武仲(ぞうぶちゅう:人名)は、
魯(ろ:国名)の国を後にして、
防(ぼう:国名)の国に身を構える事にした。

 

まるで魯の国の君主を見限ったかのような行いに見えるが、
本人が言うには、
「こうする事に決めたかなめは、君主への不満ではない。
 私の理性は、君主を正確に認知できている状態ではないだろう」
とのことだ。


≪状況の推測≫
団体から脱退するという事はその団体が嫌いになったからだという者へ、そうとは限らないと助言中。

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ええと、いろいろ調べたんだけど史実と違うかもだけどこれで許して。自分の力を活かせる場所に行くという
話なんだと思う、という事に落ち着いたよ。正確な認知はそれほど優先度高くないって話でもあるだろうね。

白文

子曰

臧武仲以防求 爲後於魯

雖曰 不要君 吾不信也

書き下し文

子曰く

臧武仲(ぞうぶちゅう:人名)がもってするは、防を求め 爲すは魯において後

雖えども曰く 要にあらずは君 吾は信にあらずなり