論語エンジェルの【誰でも君子になれる論語の現代語訳】

論語の原文を、何のひねりもなく素直に読んで、現代語に翻訳するよ!

問.心のせいで生活に支障が出るなら、心の在り方を操作すれば良いって事?

答.心を操作しようと考えている時点で、心の在り方が歪んでるよね?
  根本的解決を目指すなら、心の要求を受け入れた裁量が大切だよ!

☆★☆ピックアップフレーズ☆★☆

ちなるものはじんをりとする
知なる者は仁を利とする

「仁の状態は安らか」という情報を得た者は、効率の為に仁を利用する。という意味。

理知性ばかり経験値が上昇し、感性は檻の中で萎えていく。どうかチャンスを平等に!

4-2(68)

孔子

自分の理性と感性が、別々の事を求めてしまっている者がいる。

そのような者は、

あたりまえと感じる日常の中で理性的に制限した生活をしようとも、

感性が同意しないので実現させられない。

また、見えないほど遠い関係と理性的に協力し合う事をしようとも、

感性が同意しないので実現させられない。

 

自分の理性と感性が統一できる者は、

統一できている状態を心地よいと感じるから、それを守り維持しようとする。

 

対して、自分の理性や本能とはかけ離れた、他者から得る情報に頼る者は、

理性と感性を統一すればメリットがあると考え、管理しコントロールしようとする。


≪状況の推測≫
仁をしてない事で支障が出た時、仁のようなものを不自然に持ち出して解決しようとする者へ、助言中。

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起こる問題が同じで、しかも解決法が理性と感性の統一という一択だけという一致。なのに動機が違うのね。
自然の摂理は確かに効率的だけど、効率的な事を動機とするか、自然な事を動機とするかは、別物なんだね!

白文

子曰

不仁者

不可以久處約

不可以長處樂

 

仁者安仁

知者利仁

書き下し文

子曰く

不仁の者

可にあらずにもってするは久なる處で約

可にあらずにもってするは長なる處で樂

 

仁なる者は仁に安んずる

知なる者は仁を利とする