論語エンジェルの【誰でも君子になれる論語の現代語訳】

論語の原文を、何のひねりもなく素直に読んで、現代語に翻訳するよ!

問.波乱の時代では他者の言葉を真に受けないようにするといいらしいけど、どうして?

答.一酸化炭素が酸素よりも強力に赤血球と結び付くようなものだよ!
  波乱の時代は言葉が増えて、言葉は一酸化炭素なんだ。中毒に注意!

☆★☆ピックアップフレーズ☆★☆

ゆうのもの かならずにあらずあるはじん
勇の者 必にあらず有るは仁

仁がなくても、仁があったらやる事をする人はいる。という意味。

切羽詰まった状態だと効率化をはかりやすい。言葉は仁に取って代わり得るので注意。

14-5(319)

孔子

自分で世の中の曲がったものを直く見る事ができる者は、言語化が得意だ。

何故なら、道理をしっかりと把握できるからである。

なので、現在進行形で道理に触れ目で見ているかのように、道理を説明できる。

まだわからない事も、わからないなりにわからないとハッキリ言語化できるだろう。

 

対して、さも道理にかなった説得力のある事を言えるからといって、
その者に道理を把握する力があるとは限らない。

何故なら、言葉は他者から借りる事ができるからである。

言葉を借りるという事は、
まるで写真を見たかのように、ある一視点からしか道理を垣間見ていない状態だ。

そのような借用をしても、曲がったものを直く見る力は、備わらないし養われない。

 

自分の理性と感性を統一できる者は、勇敢で決断力がある。

何故なら、外部の情報に惑わされずに、また内なる弱さの克服もしつつあるので、
自分のやるべき事と、自分にやれる事が、リアルタイムでわかるからである。

 

対して、勇敢で決断力が有るからといって、
必ずしも理性と感性を統一できいてるとは限らない。

何故なら、借りた言葉を崇拝していれば、迷いが生じる事はないからである。

勇敢になれるほどに言葉を崇拝しているのなら、自分の感性は自分で潰しきっている。

 

大事なのは、説得力のある言葉や勇敢な行動ではない。

それを生み出す中身があるかどうかだ。


≪状況の推測≫
何故言葉をスルーしていいのか悩む者へ、言葉は強すぎる肥料みたいなもので根を弱らせるからだと助言中。

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こういう話を言葉で書いてると自分の行いに疑問が出て眠れなくなる。同業者さんもあんま気にしないでね!
ちなみに個人的には、秩序の乱れた時代では他者の悪の行動を真似しがちになると思う。行動も注意だよね!

白文

子曰

有德者  必有言

有言者 不必有德

仁者  必有勇

勇者 不必有仁

書き下し文

子曰く

有るは德の者 必ず有るは言

有るは言の者 必ずにあらず有るは德

仁の者 必ず有るは勇

勇の者 必にあらず有るは仁