論語エンジェルの【誰でも君子になれる論語の現代語訳】

論語の原文を、何のひねりもなく素直に読んで、現代語に翻訳するよ!

問.親子だって他人同士なのに、どうして子は親に気を使わないといけないの?

答.親になればわかるけど、親にとって子は他人であっても子なんだよ!
  スポーツ観戦のサポーターみたいに、先祖や親は末裔オシなんだ!

☆★☆ピックアップフレーズ☆★☆

ふぼこのとし、ふかふちなり
父母この年、不可不知なり

親の日々の心境を、子どもは絶対に共感する事はできない。という意味。

子を自立した一個体だと尊重できる親でも、子の一喜一憂は無視できないものである。

4-21(87)

孔子

父母にとっての一年というものを、その子どもは、

深い理解が得られるほどには、体験する事ができないだろう。

しかし、父母の一年というものは、二パターンしかないと決まっている。

 

ひとつは、喜びに満ちた一年である。

子どもが幸せに見えれば、それがわが身のように喜ばしいと感じるものである。

 

もうひとつは、オドオドと怯えるような一年である。

子どもが不幸せに見えれば、 それがわが身のように不安で縮こまるものである。

 

≪状況の推測≫
親を疎ましく思う者へ、親から見たら子どもは感情移入先である事を忘れてはならないと助言中。

論ジェルポイントf:id:rongel:20210301113450p:plain

凄く単純にまとめると、親世代の生き甲斐と不安の緩和は、子どもの存在にかかってるって事だよね。
現代では産まない選択もアリだけど、信頼できる味方や物や情報が少ない時代は、子どもとの縁、格別だね!

白文

子曰

父母之年 不可不知也

一則以喜 一則以懼

書き下し文

子曰く

父母この年 不可不知なり

一はすなわち喜をもってする 一はすなわち懼をもってする