答.真似はダメ。神格化もダメ。嫉妬に狂うのもダメ。自分らしさを
追求する事! 横道逸れて紛い物で褒められても、心に響かないよ!
☆★☆ピックアップフレーズ☆★☆
われ、しっするはぎょや
吾れ、執するは御や
流される事なく惑わされる事なく、自分の操作権は自分で握る。という意味。
他社を偉大に感じると、服従する事が自分のしたい事だと勘違いする。気をつけて!
9-2(209)
〔大きな町の一部の人〕
孔子さんは大きいとしか言いようがない。
沢山の専門性を学んでおり、
そして、人脈もコネもない所から名を成したのだから。
〔孔子〕
と、一部の人は言っているようだが、弟子の皆、よくきいておくれ。
私の名が噂になっている事を、羨ましいと感じる者もいるだろうと思うが、
私は名を遺す為に何かをしてきたわけではない。
対外的な自分自身は、何を率先してやってきたか。
六芸でいう所の、
率先してやったのは御、つまり制御する事だよ。
率先してやったのは射、つまり目的を外さない事だよ。
自分の内側に秘めたワガママな情動が何を望むかはともかくとして、
対外的に一個人として立つべき自分自身は、率先して制御するものだ。
≪状況の推測≫
羨ましがったり神格化したりしそうな者達へ、まずはワンクッションおいて客観的に見るといいよと助言中。
論ジェルポイント
この巷の人の感覚で面白いのは「学ぶ、そして無名で成る」な所。現代だと「有名、だから学べる」だよね。
名を遺せるかは別として、当時はそれだけ学びが身近だったんだね。で有名にあやからない孔子さんナイス!
白文
達巷黨人曰
大哉孔子
博學而無所成名
子聞之謂門弟子曰
吾何執
執御乎 執射乎
吾執御矣
書き下し文
達する巷の黨の人曰く
大かな孔子
博く學そして、無の所から成る名
子、聞きゆきて謂えるを門弟子に曰く
吾れ、何を執する
執するは御よ 執するは射よ
吾れ、執するは御や