論語エンジェルの【誰でも君子になれる論語の現代語訳】

論語の原文を、何のひねりもなく素直に読んで、現代語に翻訳するよ!

問.政治をするにあたって、国民の理性を崩壊させないよう最大限配慮しているんだけど、それでも理性が崩壊したままなのは、なぜ?

答.統治側がもっともそうな事をいえばいうほど、国民は依存していくよ!
  統治側が悪でも国民は反発するだけ。統治と自育ては無関係なのさ!

☆★☆ピックアップフレーズ☆★☆

いえどもごにあらずをもってするはご
雖えども吾にあらずをもってするは吾

せっかく良い環境を整えているのに、国民が自分の内側を育てない。という意味。

敵がいても仲間がいてもやらない人は環境だけではやらない。というかやれないのだ。

13-12(298)

冉子(ぜんし:人名)が朝廷から帰って来た。

孔子

浮かない顔の理由は何だろうか?

 

〔冉子〕

政治があります。

 

孔子

そういう事だったか。

たとえば、政治があるとして、
それなのに、理性は理性以外を信仰している。

そういった関連の話なら相談に乗れる。

 

≪状況の推測≫
政治で悩む者へ、それって草の根民主主義ができないから困っているんだろう?と推測中。

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この切り替えし力、孔子さんにとって政治の詰まり所は、民の不吾って決まってるようなものなんだろうね。
統治者側の不吾の可能性もあるけど、通常で教になるし王者でさえ世をするんだから、民の不吾だとしたよ。

白文

冉子退朝

 

子曰

何晏也

 

對曰

有政

 

子曰

其事也

如有政

雖不吾以吾

其與聞之

書き下し文

冉子(ぜんし:人名)退くは朝

 

子曰く

何の晏なり

 

對して曰く

有るは政

 

子曰く

その事なり

如く有るは政

雖えども吾にあらずをもってするは吾

それと與むは聞きゆく