論語エンジェルの【誰でも君子になれる論語の現代語訳】

論語の原文を、何のひねりもなく素直に読んで、現代語に翻訳するよ!

問.自分が自滅しているのか、ちゃんと自分らしくいるのか、見極める方法はある?

答.ワガママは他害行為になりかねないけど、音楽は下手でも死なない。
  自由にのびのびと音楽が奏でられるなら、自分力がある証拠だよ!

☆★☆ピックアップフレーズ☆★☆

しかるのちはがくがせいする
然る後は樂が正する

環境を整えた後は、自然と音楽のスランプから抜け出せた。という意味。

感性を正すのに、あれこれ手を加える必要はない。感性を守るだけで十分に事足りる。

9-14(221)

孔子

私の対外的な理性が、衞を選び、魯に反した。

それまでは気持ちが落ち着かず、音楽が奏でられなくなっていたのに、
そうした後は、自然と音楽を奏でられるようになった。

音楽は、頭で考えるだけでなく、感性を駆使して奏でるもの。

居場所を変える事で、感性の乱れを取り除く事ができた。

 

宮廷の音楽や、まつりごとの音楽も、各々感性の影響を受けている。


≪状況の推測≫
我が潰れてるのか、我なのか、見極めにくいという者へ、音楽の質が感性の指標になると助言中。

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魯の政治が腐ってるから衛へ亡命したって聞いたけど、宮廷の音楽の話をしているのは無関係じゃないよね。
魯の哀公さんは頑張ってるけど、孔子さんの帰国後も平定できてないし、楽正の真意は自信ない。ごめんね。

白文

子曰

吾自衞反魯

然後樂正

雅頌各得其所

書き下し文

子曰く

吾、自ずと衞 反するは魯

然る後は樂が正する

雅頌、各は得るその所