論語エンジェルの【誰でも君子になれる論語の現代語訳】

論語の原文を、何のひねりもなく素直に読んで、現代語に翻訳するよ!

問.「ワガママな感性は自粛するべき」って常識が強すぎる。この常識を排除する事はできないの?

答.多数派が自滅してるから多分無理、というか期待しちゃいけないよ!
  よく考えれば矛盾点がわかるはず。その自分の感性を信じて!

☆★☆ピックアップフレーズ☆★☆

なにががにおいてあるかな
何が我において有るかな

善しとされる形式通りに自己を慎む事は、感性に何のメリットもない。という意味。

セオリーは、何かにプラスだとしても、マイナスにもなり得る事を忘れてはならない。

9-15(222)

孔子

外に出たら、身分の高い人に仕えて、
家にいたら、親や年長者に仕える。

 

そして、不幸があり喪に服している時は、
死者を失って悲しんでいる事を表現する為に、
良かれと思ってもあえて行う事はせず、力を振り絞って何かを行う事もせず、
虚しかったとしても困る程に酒を飲む事もしない。

 

これの何が「自分の感性が有る」なのかな?

感性を無視して、理性を駆使して、
感性のようなものを理知的な利益の為に偽っているだけじゃないか。


≪状況の推測≫
「極力自分の内なる情動を抑える事が感性の為になる」という者へ、どの辺がそうなのかと質問中。

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年功序列って誰が得するのかね。虐げられて育った子供は、どうやって権力を悪用しない大人になるのかな。
幼少期に印象に残った事を、大人になったら死ぬまでやりかえす。そんなワガママを許す権力、いらないよ!

白文

子曰

出則事公卿 入則事父兄

喪事 不敢 不勉 不爲酒困

何有於我哉

書き下し文

子曰く

出でて、すなわち公卿の事 入りて、すなわち父兄の事

喪事は、敢にあらず 勉めにあらず 酒で困を爲すにあらず

何が我において有るかな