論語エンジェルの【誰でも君子になれる論語の現代語訳】

論語の原文を、何のひねりもなく素直に読んで、現代語に翻訳するよ!

問.人付き合いがあれば気を使って配慮する事もある。そんな中どうやって自分らしくいればいい?

答.嫌な人間関係の中で、自分だけ離脱するのは確かに難しい事だよね。
  でも誰かがその関係を壊すしかないんだよ。ラクになりたいならね!

☆★☆ピックアップフレーズ☆★☆

えんなるのみといえるがかや
遠なるのみと謂えるが可や

どんな暴言をされても、痛い所をつかれても、真に受けない事が大事。という意味。

孤独だと刺激がない。群衆内では刺激に潰される。大勢の中で潰されないのが勝ち組。

12-6(269)

〔子張(しちょう:人名)〕

明、つまり偏見のない観察力って何?

 

孔子

しみこませるように言葉を刺して相手をそしる事や、
逆に、柔肌で受け止めて心と真逆な訴えであっても応じる事を、
絶対にしないのであれば、偏見のない観察力のみの状態だといえるぞ。

同時に、他人事で親身さのかけらもない状態だともいえるぞ。


≪状況の推測≫
明とは何かを問う者へ、ブレない気の持ちようが大事だと助言中。

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道理の通りに視る徳とは別ね。共感しないなら他人事、他人事なら状況を正しく判断できるっていう事だね!
こんな冷酷な精神なら自分の気持ちも無視できるはずだけど、そこは切り替えが大事って事なんだろうね!

白文

子張問明

 

子曰

浸潤之譖 膚受之愬 不行焉

可謂明也已矣

浸潤之譖 膚受之愬 不行焉

可謂遠也已矣

書き下し文

子張(しちょう:人名)問うは明

 

子曰く

浸潤をしゆく譖 膚受をしゆく愬 行にあらずの焉

明なるのみと謂えるが可や

浸潤をしゆく譖 膚受をしゆく愬 行にあらずの焉

遠なるのみと謂えるが可や