答.嘘や騙しが溢れていると、結局は何かが歪んでほころんじゃうよね。
そこは個人の力ではなく行政の力が必要みたい。国を守っていこう!
☆★☆ピックアップフレーズ☆★☆
たみはしんなくばりつにあらず
民は信なくば立にあらず
世の中に透明性がなく、理解が及ばないのであれば、国民は失望する。という意味。
国民へ全部ありのままを伝える事が許される国だけが、国として成り立つ事ができる。
12-7(270)
〔子貢(しこう:人名)〕
政治って何?
〔孔子〕
食べ物を足らす事。
軍兵を足らす事。
国民全員が正確に道理を理解し、そして納得いくようにする事。
この三つだ。
〔子貢〕
その三つのうち二つしか達成できないとしたら、何から諦める?
〔孔子〕
軍兵を妥協する。
〔子貢〕
その二つのうち一つしか達成できないとしたら、どちらから諦める?
〔孔子〕
食料を妥協する。
国の政治があろうとなかろうと、
生き物には常に死が内在しているものだ。
政治で、軍兵や食料を足らせようとするのは、抗えない死を緩和する為に過ぎない。
国民に然るべき情報が伝わらず、また国民の姿を隠すような事があるとすれば、
国民は国民として一人前になれない。
野生のままか、もしくは搾取する側かされる側のどちらかになる。
≪状況の推測≫
政治を問う者へ、国のある事が悪用されるくらいなら、野生時と同じ生存率の方がまだましと解説中。
論ジェルポイント
子貢さんは責めが上手いね。三つだと言ったのにそこを破城させる。前々章の子夏さんのメルヘンにも脱帽。
安心感がないと結局偏った物の見方をしちゃうから、国防と食料は大事なんだろうけど、最重要は信なのね!
白文
子貢問政
子曰
足食 足兵 民信之矣
子貢曰
必不得已而去於斯三者何先
曰
去兵
子貢曰
必不得已而去於斯二者何先
曰
去食
自古皆有死
民無信不立
書き下し文
子貢(しこう:人名)問とうは政
子曰く
足るは食 足るは兵 民の信をしゆくや
子貢曰く
必ず得えるにあらずのみ、そして斯きの三者において去るは何が先
曰く
去るは兵
子貢曰く
必ず得るにあらずのみ、そして斯きの二者において去るは何が先
曰く
去るは食
自の古から皆有るは死
民は信なくば立にあらず