論語エンジェルの【誰でも君子になれる論語の現代語訳】

論語の原文を、何のひねりもなく素直に読んで、現代語に翻訳するよ!

問.何も制限のない環境では、君子になるのが難しいのはもう理解した。でも、頑張って良い環境を用意しても、そのゆとりを食い潰してのさばってしまう人がいて、それが困る。どうやったら良い環境をそういう人から守れるかな?

答.まだ気持ちが切り替わってないんだね。軽く叩いて目を覚まさせよう!
  君子には誰でもなれるから、自主脱退は歓迎しても、追放はNGだよ!

☆★☆ピックアップフレーズ☆★☆

ぜはなすはせん
是は爲すは賊

良い環境を用意しても、それをゴッソリ無駄にする人がいる。という意味。

無防備に余っていたら、盗んだり無駄にする人が出てくる。そんな大人は修正しよう。

14-46(360)

原壤(げんじょう:人名)は、
野蛮人とされる民が攻めてきて、街を滅ぼすのを待っている。

 

孔子

幼い頃は、下っ端に甘んじ、経験を積んでも次世代に貢献せずにいた。

働き盛りの頃は、既に身に備わったもっているものを、絶対に伸ばさない事に徹する。

老いた今は、死なずに生を浪費している。

 

良しとしているセオリーは、盗賊のように価値もわからぬ宝を盗んで無駄にする事だ。

こういうやからには、杖で脛を叩くものだ。


≪状況の推測≫
我が強く破壊願望を持った隠者気質の者へ、カツを入れ中。

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有能な偉人が一人いると、必ず落ちる所まで落ちた親近者がいるものだよね。この人は孔子さんの被害者ね。
もしくはこの人を見て孔子さんは君子になったのかも? 無志者であって無能じゃないから怒ってるのよね。

白文

原壤夷俟

 

子曰

幼而不孫弟

長而無述焉

老而不死

是爲賊

以杖叩其脛

書き下し文

原壤(げんじょう:人名)夷を俟つ

 

子曰く

幼、そして孫にあらずの弟

長、そして述は無しの焉

老、そして死にあらず

是は爲すは賊

もってするは杖で叩くその脛