論語エンジェルの【誰でも君子になれる論語の現代語訳】

論語の原文を、何のひねりもなく素直に読んで、現代語に翻訳するよ!

問.他者の立てた目標が好きすぎる! 参加して絶対にそれを実現させたいんだけど、没入し過ぎはよくない?

答.その場合も、過剰陶酔は厳禁で、自分の目標は自分で立てるべきだよ!
  言いなりの部下より個人的成長をする部下の方が、組織へ貢献するよ!

☆★☆ピックアップフレーズ☆★☆

ふしがほっするはか
夫子が欲するは寡

集団のメンバーには、各々動き、各々過ち、各々改める事を望む。という意味。

寡は孤独の意。失敗する事も信頼してくれる集団なら、自分で目標も立てやすい。

14-26(340)

蘧伯玉(きょはくぎょく:人名)さんが孔子さんに使いの人を送った。

孔子さんは対面して座って話し、対話を終えた後につけ加えていう。

孔子

蘧伯玉さんは、何を為そうとしている?

 

〔使いの者〕

蘧伯玉さんが求めるのは、一人でいる事です。

それは行き過ぎた事であり、いまだにそれにあたっているようです。

 

使者が去った後に孔子さんが言った。

孔子

これが使いの者だよ、これぞ使いの者だよ。


≪状況の推測≫
主人に肩入れして「主人と同じ意見です」とかいうかと思ったら、自分は自分だというので関心中。

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意見が一致しているから同じ集団を形成できるものだと思うけど、完璧に同じになるなんてありえないしね。
完璧に同じじゃないと離反するのは義理に薄いかな。自分を活かせるなら方針が合わずとも組むって事だね。

白文

蘧伯玉使人於孔子

 

孔子與之坐而問焉曰

夫子何爲

 

對曰

夫子欲寡 其過而未能也

 

使者出

子曰

使乎使乎

書き下し文

蘧伯玉(きょはくぎょく:人名)が孔子においての使うは人

 

孔子と與みゆきて坐し、そして問いた焉に曰く

夫子は何を爲す

 

對して曰く

夫子が欲するは寡 その過ち、そして未だ能うなり

 

 

使者が出ずる

子曰く

使よ 使よ