論語エンジェルの【誰でも君子になれる論語の現代語訳】

論語の原文を、何のひねりもなく素直に読んで、現代語に翻訳するよ!

問.変わってる人ほど汎用性がなくなるわけだけど、変わってちゃダメ?

答.個性は生まれ持った才能を伸ばしたものだから選べないのよね。
  奇病難病があるように、対応不能な変人の存在も自然な事だよ!

☆★☆ピックアップフレーズ☆★☆

かくやまいがあるなり

斯く疾が有るなり

想定し得ないほど珍しい病気が存在する。という意味。

世の中には有り得そうにない事が起こり得る。人の個性も本来は病のように多種多様!

6-9(128)

伯牛(はくぎゅう:人名)さんが病気になったので、
孔子さんは訪ねていき、窓から手を出してもらって状況を知った。

 

孔子

治らないと確信できる。

彼は、珍しい個性的な特徴を持った人物といえるだろう。
そしてあのような珍しい病気もあるのだな。

珍しい長所を持った人物もいれば、
あのような珍しい病気もあるのだな。

 

≪状況の推測≫
変わった人が変わった病気になった事を、嘆き中。

論ジェルポイントf:id:rongel:20210301113450p:plain

別に「珍しい人が珍しい病にかかりやすい」って話ではないと思うんだよね。珍しさが重なっただけで。
病気にもマジョリティとマイノリティがあるんだから、人間のマイノリティも自然な事だって話だろうよね!

白文

伯牛有疾

 

子問之自牖執其手曰

亡之命矣

夫斯人也而有斯疾也

 斯人也而有斯疾也

書き下し文

伯牛(はくぎゅう:人名)に疾有り

 

子は問いゆき、自ら牖(まど)のその手をとりて曰く

亡きゆく命や

夫、斯く人なり、そして斯く疾が有るなり

斯く人なり、そして斯く疾が有るなり